
「どうして分かってくれないんだろう」
「察してよ」
大切な人に対して
そんなふうに想ったことはありませんか?
「これくらい言わなくても分かるでしょ」
「普通はこうするよね」
「わたしだったら、きっと氣づくのに」
そう想いながら、何も言わずに心の中でモヤモヤする。
そして、相手が氣づいてくれないと
「やっぱりわたしのことなんて大切じゃないんだ」
そんなところまで考えてしまう。
ちょっと一旦一呼吸してみましょう。
もしかしたら相手は
あなたが何を望んでいるのか
知らないだけかもしれません。
人はそれぞれ、違う人生を生きてきています。
育った環境も違う。
大切にしているものも違う。
愛情の表現の仕方も違う。
だから
自分にとっての「当たり前」が
相手にとっても当たり前とは限りません。
わたしはこう想う
あなたはこうするはず。
これくらい分かって当然。
そんなふうに
自分の基準を相手に当てはめてしまうと
「分かってくれない相手」
が、どんどん増えていきます。
「分かってくれない」のではなく
「伝えていない」だけだった。
あるいは、「伝わっていない」だけだった。
そんなことも、案外多いのです。
「察して」は
なかなか高度なことです。
「言わなくても分かってほしい」
その氣持ちも、よく分かります。
大切な人だからこそ
「言わなくても分かってくれたら嬉しい」
そう想いたい氣持ちもよく分かります。
でも、相手もエスパーではありません。
自分の頭の中にあることを
相手が同じように感じているとは限らない。
それなのに
「どうして察してくれないんだろう?」
と一人でイライラしてしまうのは
よくよく考えるとおかしなことで
かなり損なことです。
伝えていないのに
伝わることを期待していませんか?
それで伝わらないと
「愛されていない」
と感じてしまう。
でも
「伝わらなかったこと」と
「愛されていないこと」は、まったく別の話です。
だから、もし本当に大切な人なら
一度、言葉にしてみましょう。
「わたしはこう感じているよ」
「本当はこうしてほしかった」
「わたしはこれを大切にしたい」
そんなふうに、自分の氣持ちを伝えてみる。
一回で伝わる人もいるでしょう。
何度伝えても
なかなか伝わらない人もいるでしょう。
それは、その人が悪いということでも
あなたの伝え方が悪いということでもありません。
人には、それぞれ受け取れるタイミングがあります。
だから、大切な人なら
一度で伝わらなくても諦めないこと、です。
怒りをぶつけるのではなく
相手を変えようとするのでもなく
「わたしはこう感じているよ」
と、何度でも何度でも丁寧に伝えていく。
一方で
「どうでもいい」と心から想える相手なら
無理に分かってもらおうとしなくてもいいのです。
そこは、華麗にスルーしましょう。
相手を説得し続けなくてもいいのです。
「この人は、こういう考え方なんだな」
そう想って、自分の人生に戻ればいいのです。
大切なのは
「分かってもらうこと」ではなく
「自分の氣持ちを大切にすること」。
伝える。
そして、相手がどう受け取るかは、相手に委ねる。
そこまでできたら、もう十分です。
「嫌われたらどうしよう」
「面倒な人だと想われたらどうしよう」
「言っても分かってもらえなかったら嫌だ」
そんな怖さから、言葉を飲み込んでしまうことがあります。
でも
伝えるということは
相手を想い通りにすることではありません。
「わたしは、こう感じています」
と、自分の存在を自分で大切に扱うこと。
だから
伝えられなかった自分を責めなくてもいい。
今日から少しずつでいい。
「本当はこうだった。」
その一言を、自分のために言ってみる。
伝えないと、伝わらないですが
伝えたら案外伝わることも多いものです。
そして、伝えたからこそ
「そうだったんだね」
と、今まで知らなかった相手の氣持ちが
返ってくることもあります。
相手の心を読むことはできません。
だからこそ
言葉があります。
自分の望み通りに相手が反応しないことで
愛されていない、と想わないことです。
今日、もしあなたの中に
「本当は伝えたかったな」
と想うことがあるのなら
ほんの一言でいい
勇氣を出して、言葉にしてみませんか?
案外、
「ああ、そうだったのね」
と、想っていたよりずっとやさしい景色が
待っているかもしれません。
Naomiの言靈
自分の基準を相手に当てはめてしまうと
「分かってくれない相手」だけが
どんどん増えていく。
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