
人生には
「もう終わった」
「失ってしまった」
そう想う瞬間があります。
想いがけないことが起きて
自分ではどうすることもできない流れに
巻き込まれることもあります。
そんなときは
悲しくなったり
腹が立ったり
不安になったり
「どうしてこんなことになったんだろう」
と、氣持ちが揺れるものです。
その感情を
無理になかったことにする必要はありません。
悲しいなら、悲しい。
悔しいなら、悔しい。
まずは、そのまま感じていい。
でも
感情が動いていることと
起きていることのすべてが見えていることは
同じではありません。
「失った」と感じていても
本当にすべてを失ったのかは、
まだわからないことがあります。
「終わった」と想っていても
本当にすべてが終わったのかは、
その時点ではわからないこともあります。
だからこそ
氣持ちが少し落ち着いたら
今、目の前にある事実を見てみる。
何が起きているのか
何が失われたのか
そして
何が、まだ残っているのか
今できることはあるのか
待つしかないのなら
今は待つときなのかもしれません。
そうやって
そのときの自分にできることを
一つずつしていく。
すると
「もうない」と想っていた場所から
想いがけず、次へ進むための選択肢が
戻ってくることがあります。
元通りになるとは限りません。
失ったものが
そのまま返ってくるとも限りません。
それでも
全部なくなったと想っていたところに
まだ残っていたものがある。
終わったと想っていたところに
まだ続きがある。
そして後になって振り返ると
「あのとき見えていた景色が
すべてではなかったんだ」
と氣づくことがあるのです。
わたしたちは、何かを失った瞬間
失ったものばかりを見てしまいます。
それだけ大切だったのだから
それも自然なことです。
でも
失ったものがあることと
すべてを失ったことは違います。
ひとつの道が閉じたことと
すべての道が閉じたことも違います。
だから
「もう終わった」
そう想ったときほど
すぐに人生の結論まで
出さなくてもいいのかもしれません。
今はまだ
見えていないだけかもしれないからです。
人生はときどき
「もう何もない」と想った場所から
もう一度
次へ進むためのものを
返してくれることがあります。
そのときに受け取れるように
悲しむ自分も置いていかず
現実からも目をそらさず
今の自分にできることを
ひとつずつやっていく。
終わったように見えても
まだ終わっていないものがあります。
今見えている景色だけで
この先まで決めなくていいのです。
人生の答え合わせは、
いつも、後からやってきます。
Naomiの言靈
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いつも、後からやってくる。
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