
大切な人
大切な場所
大切にしてきた仕事
時間をかけて築いてきたもの
叶えたい夢
ずっと大切にしてきたからこそ
離れていきそうになると
つい強く握りしめたくなります。
なくなってほしくない
変わってほしくない
このままでいてほしい
そう願うことは
とても自然なことかもしれません。
でも
大切にすることと
握りしめることは違います。
握りしめるというのは
こうであってほしい
こうならなければいけない
という自分の願いの中に
相手や出来事を留めようとすること。
大切だからこそ
自分の望む形のままでいてと想ってしまうのです。
でも
人にはその人の人生があり
物事にも流れがあり
ご縁にも、そのときどきの形があります。
どれだけ大切にしていても
変わっていくものはあります。
近くにいた人が遠くに行ってしまうことも
夢中になっていたものに心が動かなくなることも
ずっと続けると想っていた仕事を
終える日が来ることもあります。
それは、決して
大切ではなくなったから、ではありません。
離れたからといって
一緒に過ごした時間が
なくなるわけではなく
終わったからといって
そこで受け取ったものまで
消えてしまうわけではなく
違う道を歩くことになっても
大切だったという事実まで
変えてしまう必要はありません。
手を離しても
大切なものは大切なまま
そういう愛もあります。
相手を大切に想うことと
相手に自分の望む生き方をしてもらうことは
同じではないのです。
そばにいてほしい
分かってほしい
同じ氣持ちでいてほしい
そう願ってしまうこともあるかもしれない。
でも
本当にその人を大切にするということは
その人がその人の人生を生きることを
尊重すること。
そして同時に
自分も自分の人生へ戻ってくること。
相手を自由にすることは
自分を置き去りにすることではありません。
自分を大切にすることは
最も大切な愛です。
手放すという言葉には
忘れる
諦める
もう大切にしない
そんな、どこか冷たい響きを感じるかもしれません。
でも、本当は
手放すことは
愛をなくすことではありません。
忘れなくてもいいし
大切なままでもいいし
心の中に残っていてもいいのです。
そして
その人やその出来事を握りしめるために
自分の時間まで止めなくていい。
大切なものを大切なまま、
自分も次の一歩を歩いていいのです。
どうしても手放せないときは
無理に離さなくてもよくて
それだけ大切だったということだから
いつか、握りしめなくても大丈夫だと
自分の心が想える日が来るまで
その氣持ちごと
大切にしてあげればいいのです。
愛しているから、離さない。
そんな愛もあありますが
愛しているから
そのまま自由にしておく。
そんな愛もあります。
形が変わっても
距離が変わっても
人生の中から見えなくなっても
大切だったものが
大切ではなくなるわけではありません。
手を離しても
大切なものは大切なままです。
大切にするということは
ずっと自分の手の中に置いておくことではなく
その存在が自分にくれたものを受け取りながら
自分は、自分の人生を生きていくことです。
Naomiの言靈
大切にすることと
握りしめることは違う。
手放しても
大切なものは大切なまま。
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