わたしたちはみんな
たくさんの命のリレーの先端に立っています。
顔も知らない、名前すらわからない
遠いご先祖さまがいたからこそ
今ここに「わたし」という命が存在しています。
それは、奇跡のようでいて
あまりにも自然すぎて忘れてしまいがちな事実です。
ご先祖からの贈りものは
目に見える財産や形だけではありません。
それは、受け継いだ体質や才能、価値観
そして日々の何気ない選択の中に潜んでいる
小さな癖までもが含まれます。
その中には
わたしたちを支えてくれる力もあれば
ときに自分を縛ってしまう
無意識のパターンもあるでしょう。
お盆は、ご先祖の魂が
わたしたちのそばに近づくといわれる時期。
この時期にふと浮かぶ記憶や感情、夢や直感は
もしかしたらご先祖からのメッセージかもしれません。
「もっと自分を大切にしていい」
「安心して、進んでいい」
そんな囁きが、日常の中のふとした瞬間に届くことがあります。
ご先祖さまから受け取ったもののすべてを
そのまま抱えて生きる必要はありません。
「これは受け継ぎたい」と想うものだけを
感謝とともに未来へ渡すこともできるのです。
お盆は、自分の中にあるご先祖さまからの贈りものを見つめ
必要なものを選び直す、心の整理の時間。
その選択こそが
次の世代への新しい贈りものとなります。
線香の煙が静かに立ちのぼるように
時を超えて続いてきた命の流れは
今日も静かに、あなたを包み込んでいます。
その流れの中で、今をどう生きるか
それが、先祖から託された
最大のメッセージなのかもしれません。
Naomiの言靈
あなたがご先祖さまから受け取ったもので
「これは受け継ぎたい」と想うものだけを
感謝とともに未来へ渡そう。
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