幼稚園での教育実習のとき
遠足で、みんなで動物園に行きました。
クラスには、知的障害を持つかずや君がいました。
かずや君は、同じ年齢のお友達よりも一回り以上も大きく
いつもみんなと歩くときは、一番後ろにいました。
そして、かずや君と一緒に手を繋いで歩いていたのが
クラスで一番小さなさとし君でした。
さとし君は、とっても小さいけれど、とってもしっかり者の頼れる男の子でした。
かずや君は、目に見えるもの何にでも興味を持って
どんどん列からはみ出て歩き出そうとしました。
そんなかずや君の大きな手を、小さなさとし君はしっかり握って
「そっちじゃなくて、こっちだよ」
そう声を掛けながら、一生懸命引っ張っていきました。
でも、自由に歩きたいかずや君は
そんなさとし君の手を想いっきり振り払いました。
大きなかずや君の手が、さとし君の小さな頬っぺたに想いっきり当たりました。
「痛いっ!!」
さとし君は、小さな自分の手を頬っぺたに当てて、顔を真っ赤にして怒りました。
「かずや君、痛いでしょ!!ちゃんと謝ってよ!!僕にちゃんとごめんなさいって謝ってよ!!」
あまりのさとし君の剣幕に、かずや君はびっくりして
それまで自由気ままに動き回っていたのにちゃんと立ち止まってさとし君の方を見て
申し訳なさそうに
「ごめんなさい。。。」
と、丁寧に謝りました。
すると、さとし君は
「うん!いいよ!でも、ホントに痛かったから、もう叩かないでね!」
と、笑顔でかずや君とまた手を繋いで歩き出しました。
ちゃんと謝ってくれたらいいんだよ。
ちゃんと分かってくれたらいいんだよ。
もっと仲良くしようね。
さとし君は、何事もなかったように
かずや君と笑顔で歩いていきました。
そんなさとし君に、かずや君も、今まで以上に心を許したのか
まったく道草することなく、素直に真っ直ぐ笑顔で歩いていきました。
◆◇◆ 画道(Gado)創始者Naomiの今日の1本! ◆◇◆
『 感じたことを一言素直に伝えられたら
一言素直に謝ることができたら
ホントはもっと仲良くなれる 』
☆
◆◇◆ ◆◇◆ ◆◇◆ ◆◇◆ ◆◇◆ ◆◇◆
※Emailは公開されません。また、スパム対策のため日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。